無料メルマガ『日刊タイトル英語』バックナンバー
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥* 日刊タイトル英語 2005/02/26(土)第160号 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥* Movie/Book Title ……………………………………………………………………… 【邦題】宇宙戦争 【英題】(The) War of the Worlds V 【発音】(注:ア→強 あ→弱 …等幅フォントでご覧くださいね) V V ⇒ (だ)ウォrぉvだワrおず (「rぉ」の発音は、舌を上あごに付けずに、「ぅろ」) (「v」は上の前歯を下唇の内側に当てて、ふるわせながら「ぶ」) (「r」は舌を巻く) ⇒ 福光の発音と、ヒラメキ例文を、音声でどうぞ! → http://eigo.jf-world.com/links_0502.html#160 【意味】[The] [War] [of] [the Worlds] ↓ ↓ ↓ ↓ その 戦争 ~の 2つの世界 ⇒ (少なくとも)2つの世界どうしの戦争 【作品】 1)1898年/H・G・ウェルズ(H. G. Wells)著/イギリス/SF小説 ★ 無 料 ★で読める原書! ~~~~~~ ホームページ上で読む: http://www.fourmilab.ch/etexts/www/warworlds/warw.html PDFファイルをダウンロードして読む(293ページ!): http://www.planetpdf.com/mainpage.asp?webpageid=3021 ペーパーバックを買って読みたい方は: http://jf-world.com/item/0553213385/jfworld-22 2)1953年/アメリカ映画/SF/H・G・ウェルズ原作 1953年・第26回アカデミー賞(Academy Awards)で特殊効果賞を獲得 制作:ジョージ・パル(George Pal) ⇒ 直リンク→ http://jf-world.com/item/B000666QAG/jfworld-22 3)1900年頃が舞台の、原作に忠実な2004年制作ビデオ作品が、 2005年3月30日に映画版となって、アメリカで劇場公開します。 これだけ、未邦訳(たぶん)。 予告編→ http://stuffo.howstuffworks.com/wotw-videos.htm 4)2005年6月29日に全世界同時公開/アメリカ映画/SF/リメーク 監督:スティーヴン・スピルバーグ(Steven Spielberg) 音楽:ジョン・ウィリアムズ(John Williams) 主演:トム・クルーズ(Tom Cruise) 公式サイト→ http://www.uchu-sensou.jp/ ⇒ 今日のタイトル作品に関する情報は、下記ページにまとめました! → http://eigo.jf-world.com/links_0502.html#160 【知識】 ⇒ 1)~3)は、『The War of the Worlds』で、 夏公開の4)だけ、『War of the Worlds』です。 4)のスピルバーグ作品は、100年以上も語られてきた、 「その(H・G・ウェルズの)」宇宙戦争とは違うゾ! というメッセージを、「The」を削って伝えています。 ⇒ 「the world」は、「世界」です。 常識では、我々の生きる世界は1つだけ。 それが、「the world」。 本日のタイトルでは、「the worlds」と、「-s」付きです。 常識を超えた、もう1つの世界が存在することを、示します。 それが火星人(Martians)の世界です! 「world」を、星単位で数えています。 2つの「世界=星」どうしの戦争なので、「宇宙」が舞台。 なので、邦題は、『宇宙戦争』というストレートパンチ! これ以上良い翻訳は思いつきません! ちなみに、4)の中国(広東)語タイトルは、『強戦世界』! 「-s」の意味は、訳出できているのでしょうか? ⇒ この夏公開の4)で、カタカナ語タイトルじゃなく、 あえて、昔ながらの『宇宙戦争』を引き継いだのには、 商業的な戦略もあったのでしょう! ライバルは、全世界が待ち焦がれている、あの映画! スピルバーグの盟友、ジョージ・ルーカス(George Lucas)の、 『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』が、遂に、 2005年7月9日に公開ですが、この夏は映画史上最大のSF対決! タイトル・マッチ(ここでは、映画タイトルの戦い)では、 『宇宙戦争』の方が、短くて、口で言いやすいために、 口コミで広まりやすく、公開も一足先なので、勝っていますね! でも、「The」が付いていないことを、 なんとか、うまく訳しきってほしかったと思います! いや、無理か。 【ひとこと】 「the」や「-s」は、ノン・ネイティブにとって、永遠の謎! 1950年代はSF映画の黄金期でしたが、特に1953年の2)は名作です! 4)が公開されたら、なぜ頭の「the」がないのか、探りましょう! そして、分かった方は、メールでご一報ください! 【予告】 1週間、お疲れさまでした! 明日は、今週の復習です!
スポンサーリンク
無料メルマガ『日刊タイトル英語』登録
日刊タイトル英語 |
語学・資格>英語>初心者向け | ||||
★“タイトル英語”~ 映画・音楽・本などの英語タイトルと日本語タイトルをくらべて、手軽に楽しく英語学習! 現役翻訳者・福光潤(英検1級&TOEIC 955点)と加藤由佳のタイトル英語イスト師弟がトリビアをまじえて英語解説。発音も♪ 福光著書:『翻訳者はウソをつく!』(青春新書)/共著『今日から英語でTwitter つぶやき英語表現ハンドブック』(語研) | |||||
![]() |
![]() | ||||