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日刊タイトル英語 第114号 北の零年

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日刊タイトル英語        2005/01/11(火)第114号
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…………………………………………………[Movie Title]…

 1/11のお題は ─┐
         └→ 吉永小百合の111本目の映画出演作

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【邦題】北の零年


【英題】Year One in the North


【発音】イゆワんねんだノお(す)
    ^
  ⇒ 「^」付きカタカナは強く、ひらがなは適当に!

  ⇒ 福光の発音と、ヒラメキ例文を、音声でどうぞ!
    
    → http://eigo.jf-world.com/links_0501.html#114


【意味】[Year] [One] [in]  [the North]
     ↓   ↓   ↓   ↓
     ~年目 一   ~での 北部地方

  ⇒ 北部地方での、1年目

  ⇒ 淡路からの移民団が、北海道開墾に着手する、初期の物語!

  ⇒ 明治維新後、淡路から北海道に移民してきた稲田家の546人が、
    原野を切り開く中で織りなす、愛と闘いの大河ドラマ!


【知識】

    作品関連情報は、下記ページをご覧ください!
    
    → http://eigo.jf-world.com/links_0501.html#114

  ⇒ この邦画のタイトルの「零年」は、「ゼロねん」と読みます。
    タイトル中の数字は、見る者の心をキャッチすると言われますが、
    この「零(ゼロ)」は、漢字といい、響きといい、概念といい、
    ゼロ以外の数字にくらべ、そこはかとない魅力を感じてしまいます!

  ⇒ 福光の娘は、まだ「0歳児(0-year-old girl)」ですが、
    年齢を「0歳」というのには、正直、抵抗があります。
    「0」=「無」なので、なんだか透明人間のよう?!
    だから、昔は「数え年」を使っていたのでしょうか?

  ⇒ しかし、近代日本は、西洋のマネっこで「満年齢」を取り入れ、
    365日経過前の赤ちゃんを、「0歳」と呼ぶことに慣れようと、
    ザンギリ頭をかかえて、必死の様相でした(推測です…)!

  ⇒ では、英題の「year one」は、どうしちゃったんでしょうか?
    「zero」は使わなくていいの?

  ⇒ どうやら、「満」ではなく、「数え」の考えです。
    最初は、「0」ではなく、「1」なんです。
    言い換えると、「~番目」という順番を表しています。

  ⇒ では、このタイプの表現を、いくつか挙げてみましょう!
    
     year one  = the first year   1年目
     
     day two   = the second day   2日目
     
     lap three = the third lap    3周目
     
     take four = the fourth take   4テイク目(録音回数)
     
     ちなみに、ジャズのスタンダード曲『Take Five』は、
     「5分間だけ休憩」と「5拍子の曲」の意味をかけているとのこと。
                    (『タイトル情報辞典』小学館)

  ⇒ ところで、この映画で描かれるのは何年にも渡るドラマです。
    なので、「year one」は、文字通り「1年目」というより、
    北海道の歴史における「1ページ目」といったところでしょうか。

  ⇒ タイトル英語では、「初期」、「黎明期」、「デビュー時代」など、
    何年もの活動のうち、最初の何年かを指すことが多いです。

  ⇒ 主演の「渡辺謙」は、今年公開予定の『Batman Begins』に出演。
    この『Batman Begins』の製作には紆余曲折があったらしいですが、
    監督交代前は、『Batman: Year One』という本が原作だったらしい。
    (最後は、無理やりなトリビアでした…)


【編集後記】

    今日は、初めて邦画をピックアップしました!
    日本の作品が海外で紹介される機会が増えているので、
    今後も、こんな感じで取りあげる予定です。
    (このため、【原題】ではなく【英題】という見出しなんです)


【予告】

    さぁて!
    次回、第115号のタイトルは?

  ⇒ REOスピードワゴンの、1980年代No. 1ヒット曲、
    『涙のフィーリング』!



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★“タイトル英語”~ 映画・音楽・本などの英語タイトルと日本語タイトルをくらべて、手軽に楽しく英語学習! 現役翻訳者・福光潤英検1級TOEIC 955点)と加藤由佳のタイトル英語イスト師弟がトリビアをまじえて英語解説。発音も♪ 福光著書:『翻訳者はウソをつく!』(青春新書)/共著『今日から英語でTwitter つぶやき英語表現ハンドブック』(語研)

発行周期 毎週日曜夕方
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