ホーム 無料メルマガ 日刊タイトル英語 第24号 ライ麦畑でつかまえて

日刊タイトル英語 第24号 ライ麦畑でつかまえて

まぐまぐ殿堂入りメールマガジン『日刊タイトル英語』

無料メルマガ『日刊タイトル英語』バックナンバー

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥*
日刊タイトル英語        2004/10/06(水)第24号
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥*
当メルマガを、毎日ご覧いただき、ありがとうございます!
本日は、「半世紀を超えるベストセラーで、気になるけど、
ちゃんと読んだことがないなぁ」部門第1位(?)の小説!


【邦題】ライ麦畑でつかまえて


【英題】The Catcher in the Rye


【発音】だキャっちゅうぃんだぅワい
      ^         ^
  ⇒ 「^」付きカタカナは強く、
    ひらがなは適当に読もう!

  ⇒ 発音を聴くには、下記ページをご覧ください。
    http://eigo.jf-world.com/links_0410.html#24


【意味】[The Catcher]   [in the Rye]
     ↓         ↓
     つかまえる係の人  ライ麦畑にいる

  ⇒ ライ麦畑で、つかまえる役目を果たす人

  ⇒ 崖の上のライ麦畑で、落ちそうな子供を、つかまえる職業

  ⇒ 崖っぷちのライ麦畑で、大勢の子供たちが遊んでいるから、
    崖から落ちそうになる子供を、つかまえるような仕事が、
    将来の夢だと語る、《すねた若者》ホールデン少年を描いた、
    ニューヨークでの、ある3日間のストーリー!

  ▼ 上記を参考にした、本日の新曲 by 舛本忠久(本日限り!)
    http://eigo.in/masumoto


【作品】書籍;1951年

  ⇒ 『ライ麦畑でつかまえて』~J. D. サリンジャー著、野崎孝訳
    (1964年) 《和書》

  ⇒ 『キャッチャー・イン・ザ・ライ』~J. D. サリンジャー著、
    村上春樹訳(2003年) 《和書》

  ⇒ 『ライ麦畑でつかまえて [英語版] 講談社英語文庫 71』 《和書》

  ⇒ "The Catcher in the Rye" - J. D. Salinger 《洋書》 《試読可》
    なんと20ページも試読できます!

  ⇒ 上記作品の詳細リンクは、下記ページをご覧ください。
    http://eigo.jf-world.com/links_0410.html#24


【一言】

    「catcher」のように、「-er」をつけると、
    「~する人」という意味になります。

  ⇒ 野球で、「ピッチャー」の球を「キャッチする人」、
    すなわち、「つかまえる人」は、「キャッチャー」です!

  ⇒ ここから逆算すると、「ピッチャー」は「ピッチする人」なので、
    「ピッチする(pitch)」は、「投げる」ことだと分かります!

  ⇒ スラングたっぷりで語る、ホールデン少年の言うことは、
    いちいち納得し、これがなぜ発禁処分を受けたのか、謎です!
    (単純に、4文字言葉が入っているからなんでしょうか?)

  ⇒ 現在は、立派な文学作品の地位を得ています!
    いろんなところで、引用されているので、
    「タイトルは知ってるけど、どんな話なの?」という声が、
    あちこちで聞かれます!

  ⇒ 『日刊タイトル英語』第22号でピックアップした、
    『フィールド・オブ・ドリームス』では、
    主人公が、架空の作家(Terrance Mann)を探しますが、
    原作小説では、J. D. サリンジャーを探しています!

  ⇒ 最近、『攻殻機動隊』でも、この小説のことが、
    引用されていたようです(詳しくは不明ですが)。

  ⇒ ホールデン少年は、「反抗的な若者(cynical adolescent)」
    の代名詞として、有名(なはず)です!

  ⇒ この「シニカルな(cynical)」という言葉を、辞書で引くと、
    「冷笑的」とか、「世をすねた」とか、説明されています。
    これでは、よく分かりませんね!
    そんなときは、本作品の主人公ホールデン少年を思い出して!
    彼の考え方や、態度が、イコール「cynical」です!

  ⇒ 「ライ麦畑でつかまえて」は、ホールデン少年が、
    ある歌を聞き間違えた結果、生まれた言葉です!
    "Comin' through the Rye" という、スコットランド民謡
    (『蛍の光』で有名なロバート・バーンズが作詞)が元ネタ
    http://www.enjoy.ne.jp/~nao70/bal/bal6.htm


【予告】

    さぁて! 
    次回、第25号のタイトルは?

  ⇒ アカデミー賞の作品賞を含む7部門を受賞した、
    『恋におちたシェイクスピア』!
    (映画;1998年)



スポンサーリンク


無料メルマガ『日刊タイトル英語』登録

日刊タイトル英語まぐまぐ殿堂入り!

語学・資格>英語>初心者向け

★“タイトル英語”~ 映画・音楽・本などの英語タイトルと日本語タイトルをくらべて、手軽に楽しく英語学習! 現役翻訳者・福光潤英検1級TOEIC 955点)と加藤由佳のタイトル英語イスト師弟がトリビアをまじえて英語解説。発音も♪ 福光著書:『翻訳者はウソをつく!』(青春新書)/共著『今日から英語でTwitter つぶやき英語表現ハンドブック』(語研)

発行周期 毎週日曜夕方
マガジンID 0000138615
 |    

『日刊タイトル英語』紹介に戻る




  



↑ ページトップへ