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執筆者:福光潤
作成日:2007/11/01
コメント(1件)
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邦題

  • モリー・ムーンの世界でいちばん不思議な物語

ふりがな

  • もりーむーんのせかいでいちばんふしぎなものがたり

英題

  • Molly Moon's Incredible Book of Hypnotism

発音

  • りーーんずぃんくRェでぃぼーっかvっぷなティずむ
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意味

Molly Moon's Incredible Book of Hypnotism
モリー ムーンの 途方もなくすばらしい ~の 催眠術
モリー・ムーンの 途方もなくすばらしい本 催眠術の

⇒ モリー・ムーンの、す~んばらしい、催眠術の本!
詳しい英語解説は後半のコラムへ

作品

★『モリー・ムーンの世界でいちばん不思議な物語』のレビュー動画(YouTube)
3秒目で『Molly Moon's Incredible Book of Hypnotism』が発音されます。


★『モリー・ムーンの世界でいちばん不思議な物語』の映画化作品『Molly Moon and the Incredible Book of Hypnotism』(2015年)の予告編動画(YouTube)

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コラム

  ⇒ 「hypnotism」=「催眠術」が、本書のテーマ。
    ハリポタには魔法、モリー・ムーンには催眠術!

    「hypnotic(発音:ひっぷでぃっく)」
          =「催眠状態の、眠気をさそう」
    という単語が先にあって、あとから「hypnotism」が成立。
    そして、「hypnotic」の意味に「催眠術の」が追加されます。

    ラテン語系(日本語の漢語に相当)だから、
    なんだか覚えにくい、仰々しい単語ですね。

    ゲルマン語系(日本語のやまと言葉に相当)ならば、
    「hypnotic」≒「sleepy」と、分かりやすくなるよ。

    ウトウトしたら「I'm sleepy!(眠い!)」って言うもんね。
    「I am hypnotic!(我、催眠状態なり!)」じゃないです。(@_@;)


  ⇒ ちょっと、原書に書いてある要約を、抜粋してみますね。

Summary: Unlucky and unloved, Molly Moon, living in a dreary orphanage in a small town, discovers a hidden talent for hypnotism and hypnotizes her way to stardom+} in New York City.

    抜粋しときながら、訳さないけど、
    怒らんとってください。m・・m

    ここでは、
    「hypnotism」=「催眠術」と、
    「hypnotic」 =「催眠術の」につづいて、
    「hypnotize」=「催眠術をかける」も出てきます。
     (└→ 発音:っぷないず)

    上の文章をさらに縮めて、たった7つの単語で要約すると、

 ┌――「Molly Moon hypnotizes her way to stardom」となり、
 │
 │  「モリー・ムーンは、催眠術を使って、スターの座にのぼりつめる」
 │
 │  というような意味です。
 │
 │
 │┌┬「移動をともなわない動作+誰それの way to ある場所」で、
 │││
 │││「その動作をすることで、ある場所にたどりつくこと」の意味。
 │││
 ││└→学校でならった記憶がなく、文法書でも探しにくいポイント。
 ││
 ││ でも、ニュースや小説などで頻出する表現なんですよね。
 ││
 ││ 知らなかった方は、覚えておくことで読解力アップ!
 ││
 │└→これを覚えるんじゃなくて、
 │
 └―→こっちの英文を覚えておいてね!



  ⇒ 主人公名を冠するタイトルは、

    A「主人公名's ○○」
    B「主人公名 and ○○」
    C「主人公名: ○○」
    D「主人公名 ○○」

    などと分類できます。

    ハリー・ポッター・シリーズ全7作品は、Bタイプ。

    では、モリー・ムーン・シリーズのタイトルは?
    Aタイプが3作品、Bタイプが1作品、Dタイプが2作品となっています。

    第1作『Molly Moon's Incredible Book of Hypnotism』(2002年)
    第2作『Molly Moon Stops the World』(2003年)
    第3作『Molly Moon's Hypnotic Time-Travel Adventure』(2005年)
    第4作『Molly Moon, Micky Minus and the Mind Machine』(2007年)
    第5作『Molly Moon and the Morphing Mystery』(2010年)
    World Book Day 作品『Molly Moon's Hypnotic Holiday』(2004年)


  ⇒ “すんばらしい本”とは、
    主人公モリー・ムーンが、
    図書館でみつけたこの本。

    ┌――――――――――――――┐
    │              │
    │    古代の技が語る    │
    │              │
    │     HYPNOTISM     │
    │     催 眠 術     │
    │              │
    │ ドクター H・ローガン 著 │
    │              │
    │      1908年      │
    │              │
    │ アークライト&サン社 刊 │
    │              │
    │              │
    │              │
    │              │
    │              │
    │              │
    │              │
    │              │
    │              │
    │              │
    └――――――――――――――┘

    さえない女の子で、コンプレックスのかたまりのモリーが、
    この本のおかげで、勇気と夢と希望をもって、大活躍する、
    『モリー・ムーンの世界でいちばん不思議な物語』という、
    この“本”自体も、“すんばらしい本”というワケですね!
    「世界でいちばん不思議な物語」という邦題も、
    大げさではないくらいです。


  ⇒ 『Mr.インクレディブル(The Incredibles)』にもある、
    「incredible」とは、「途方もなく素晴らしい」という意味。
    ※ツタ哉くん→ 『Mr.インクレディブル』

    「incredible」の「素晴らしさ」は、なぜ「途方もない」のか?

       in- + cred + -ible = 信じられない!
      ~ない  信じる  ~できる

    「cred」の由来は、「信じる(credire)」というラテン語。
    「credit(クレジット=信用)」の「cred」です。


  ⇒ では、ご存知、「アンビリーバボー(unbelievable)」は?

       un- + believ + -able = 信じられない!
      ~ない   信じる  ~できる

    同じ仕組みで、「(信じられないほど)素晴らしい」となります。
    (もちろん「驚き」だけで、「素晴らしくない」ときもあります)


  ⇒ さらに、「incredible」と「unbelievable」を対決させてみよう!
    どちらが、より「素晴らしい」のか?
    手元の辞書には載ってやいません!

    そこで、ノン・ネイティブの福光ならではの判断で、

         ★「incredible」の勝ち!!★


  ⇒ 「unbelievable」は、99%まで疑っているけど(hard to believe)、
    そこまで言うなら本当なのかなぁ~、と1%は信用のスキあり!

    回転寿司100皿食べた姫路市の田中様が「横綱」と掲示されるのは、
    サクラか? 100皿は意外と可能? 食べたネタの内訳を知りたい!
    と、1%のスキから、徐々に田中さんの「素晴らしさ」に惹かれる!


  ⇒ 一方、「incredible」は、100%の疑い(impossible to believe)。
    「cred」が「believ」より1000年も歴史が長いからでしょうか。

    由緒ある「cred」の可能性(-ible)を否定(in-)するなら、
    とことん、くまなく疑ってかからなければいけません。

    空飛ぶヒーローが実在するなんて、UFOより信じられていないし、
    川口浩探検隊の人類未踏の地には、カメラマンが先に入ってるし、
    とにかく頭から信じきっていない事柄を、「incredible」という。

    それが、突如、目の前で現実になると、白黒反転、天地さかさま、
    100%の疑いを持つ自分さえもが疑わしくなり、矛盾の極みに達し、
    冷静さを装う努力をしながら発する言葉が、「Incredible!」です。


  ⇒ そんなワケで、相手に「Unbelievable!」と評価されるよりも、
    「Incredible!」と評価される方が、気持ちがよいものですね♪


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ヒラメキ例文

A: I can hypnotize someone.
B: That's incredible! Tell me how to do that.
A: OK. Relax. 3, 2, 1. Now you're sleeping. That's it. Isn't it simple? Hello? Are you sleeping?

A:ボクは人に催眠術かけられるよ。
B:それって、す~んごいじゃ~ん! やり方教えてよ。
A:OK。リラックスして。3、2、1。さあ、君は眠っている。これだけ。簡単でしょ? お~い? 寝てるの?

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参考外部サイト

※禁断の英文法怪説 by 福光 ⇒

固有名詞(名)+固有名詞(姓;所有格の's付)+形容詞+名詞+前置詞+名詞
主人公名+所有格の'sというパターンの定番タイトル。

※文法アレルギーの方の目に付かぬよう、コソコソ解説しています(^^;)



コメント(1件)

福光潤 — 2009年 12月 18日, 20:52

翻訳者の三好一美さんとは何度かお会いしました。
ジュエリーが大好きな素敵な女性です(*^.^*)
そして、なんとモリームーンのワンちゃん「ペチュラ」にちなんだジュエリー専門サイト「PETULA Crystal」も運営していらっしゃいます♪
ぜひペチュラの宝石をご覧ください!

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