ホーム > データベース > 今夜はビート・イット

執筆者:福光潤
作成日:2017/07/21
コメント(1件)
↓当ページの目次を

邦題

  • 今夜はビート・イット

ふりがな

  • こんやはびーといっと

英題

  • Beat It

発音

英語例文へ 視聴ヘルプ 発音ヘルプ

意味

Beat It
打つ、殴る それ
急いで立ち去る、逃げる

⇒ 逃げろ!
⇒ ずらかるんだ!
詳しい英語解説は後半のコラムへ

作品

★『今夜はビート・イット』のMV動画(YouTube)
1分10秒目等で『Beat It』が発音されます。

Sponsored Links



コラム

  • リリース当時、ドーナツ盤レコードの歌詞対訳では、

    そんなもの殴り飛ばせ
    でした。

    それが、CDの歌詞対訳を見ると、

    ずらかっちまえよ
    と訂正されています。

    なんと攻撃から退却へと作戦変更なのか、正反対の解釈です。この歌詞誤訳トリビアを覚えておけば、「beat」の基本的な意味と、イディオム「beat it」の意味が覚えられますよ。


  • まず、「beat(ビート)」の基本となる意味は、「何度も打つ」こと。ちなみに、「hit(ヒット)」は、ネライをさだめて1回だけ打つこと。ロックでは、ドラムがズンチャズンチャと拍子を何度も刻みますが、この「拍子」も英語では「beat(ビート)」となります。

    『今夜はビート・イット』は8ビート(拍)の曲で、通して数えてみると、8分音符が1000回以上も刻まれていました!

    また、「beat +人」で、人をボコボコと殴ることを意味します。実際、歌詞の中にも、この「殴る」という意味が出てきます。

    ♪歌詞引用
    They'll kick you, then they beat you

    あいつらに蹴られりどつかれたりするで
    (飛訳:福光潤)

    その「君」に「beat it」と言うわけですが、「そんなもの殴り飛ばせ」と直訳しても、意味不明です。


  • 実は、「beat it」というイディオムで、「途中でやめて出ていく、急いで立ち去る、逃げる」という意味の会話フレーズになります。

    ミュージックビデオ(MV)では、熱くなってケンカを始めた連中の間に、マイケルが割って入り、

    ♪歌詞引用
    It doesn't matter who's wrong or right
    Just beat it

    誰が正しくて誰が悪いかなんて、そんなの関係ねぇ!
    とにかくずらかるんだ
    (かつての流行語入り訳:福光潤)

    と歌うと、敵どうしが一緒になって踊りだします。ムーンウォークではなく、明らかに後ずさりしているステップや、降参~!というような振り付けなど、ずらかるためのダンスっぽいも見られます。

    文として「Beat it.」と言うと、命令文のようですが、「Let's beat it.(ずらかろう)」のような感じで歌われています。

    歌詞では、他にも「better run」や「better leave」というフレーズで、「逃げた方がよい」ともアドバイスしています。


  • ちなみに、MVのモチーフとなった映画『ウエスト・サイド物語』(1961年)の冒頭でも、似たようなシーンで

    Beat it!
    という台詞が出てくるのでチェキラ!ここでは、命令文として、相手に対して「失せろ!」と言っています。


  • 邦題『今夜はビート・イット』って、80年代POPにありがちな、和洋折衷の字づらで、読む者を攪乱するタイプのタイトル、いわゆる“翻訳放棄”+“雰囲気重視”の邦題ですね。

    つい体が踊りだしてしまいそうなビート感は表現できていますが、「無意味な争いはできるだけ避けましょうや」というマイケルらしいメッセージが伝わりません。

    そこで、70年代風に、こんな邦題に改題してみてはいかがでしょうか。

    全米No.1ヒット曲!

      『今夜は逃げるが勝ち』

        by マイケル・ジャクソン


  • こんな『タイトル英語』を、メールでも読んでみたい方は、まぐまぐ殿堂入りメルマガ(無料)に登録してくださいね!
☞ メールアドレス:
Powered by まぐまぐ! 



ヒラメキ例文

Gian: I'm gonna beat you up if you don't go away!
Nobita: Why?
Suneo: Just beat it!

ジャイアン:どっか行かなきゃ、お前をぶん殴る(やっつける)ぞ~!
のび太:なんで~?
スネ夫:いいから失せろ!

英題の発音へ 視聴ヘルプ 発音ヘルプ



参考外部サイト

※禁断の英文法怪説 by 福光 ⇒

他動詞+代名詞(目的格)
(Let's省略)V+O
自動詞のような成句

※文法アレルギーの方の目に付かぬよう、コソコソ解説しています(^^;)



コメント(1件)

福光潤 — 2017年 07月 21日, 21:22

アル・ヤンコビックによるパロディ曲も、かなり売れました。その名も、『今夜もイート・イット(Eat It)』でしたね! そして、『FAT』(『BAD』のパロディ)に続く…。

コメント: 
投稿者名: 
コード入力 889

コード入力の数字はスパム防止用です。半角で入力してください。
✦本文に含められるURLは1個まで。超えると投稿エラーとなります。
✦お手数ですが投稿エラーに備えて、投稿前にコメント文をコピーしておいてください。
✦変更・削除依頼は、「コメント編集・削除依頼」よりご連絡ください。



このエントリーをはてなブックマークに追加


Sponsored Links

⇒ データベースのメニューにもどる
⇒ 無料メルマガ(いつでも解除可)